温度センサと土壌水分
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2019-7-5 21:10 JST

Adafruit MAX31865 が PT100 PT1000 対応しているのでそれを使えば温度はわかる。

もう一つしりたいのが土壌の水分量。どうすればよいかという原理は水分を含んだ土をの重さをはかって、次に、水分を"飛ばした"状態の重さをはかって比率を出せばよいようだ。当たり前と言えば当たまえ。

ただし、それだけでは土の質を含めた評価が出来ない。

安い「土壌水分センサ」なるものは注意が必要だ。同じようなものが何種類もあるが、よくみるとセンサでも何でもない。ただの抵抗であることがある(回路図見た方がよい)。アナログ出力とデジタル出力などとかいてあるが、アナログ出力は単純に抵抗で分圧しているだけ。Aruduino などの A/D コンバータにつなげばそれなりに電圧が測れるというだけだ。電線に抵抗をつけているのとなんらかわらない。実際に使ってみたが、確かに水分量に応じて電圧は変化する。なので目安にはなると思う。ただその値が”なにを意味しているか"は自分で考えないといけない。センサーではないぞ。

デジタル出力はラズパイようになってたりする。ある閾値の電圧を超えるとラズパイに通知可能だ。これは A/D コンバータを持っていない CPU で便利そうになっている。半固定抵抗で調整可能だ。ただこれも"しきい値"って何?何を通知するの?を自分で考えないといけない。ある程度の目安にはなるだろう。

Grove 対応だからと言って信用してはいけない。

静電容量をはかるタイプのもあるようだ。買ってみたがまだ使ってない。だいたい1000縁を切るくらいの値段。値段相応と見た方がいいだろう。

本格的なものは数年対応となっていて数万~数十万円もする。中でも TDR (Time Domain Reflectometry) 方式を採用しているものは値段も高く土壌の水分を測定するようだ。これはかなり正確(だろう)。

数万円もするからすごいかというと、どうやらなかには TDR をつかっておらず、静電容量ではかっているものもあるらしい。リンクにある pdf に詳しいが、「センサーに電圧をかけ、センサー内のコンデンサーの充電時間から静電容量を測定」するというのが原理のようだ。どうも年数を保証している分の値段でセンサーの値段ではない感じがする(感じがするだけ)。

ADR という方法もあるようだ。

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